私が死んじゃう前に。

2008.02.08 ヒト
※写真はイメージです

ご家族でイヌと暮らしていらっしゃる方には
関係のない話かもしれませんが、
中年女が一人でイヌと共に暮らしていると
時折頭をよぎることがあります。

「もしも私があすらより先に死んじゃったらどうしよう」

まあ、まずないと思われるので、
そこまで真剣に考えたりはしませんが、
絶対ないとは言い切れないわ。
念のため案じとこうかしら。
誰かに面倒見てもらえるようあすらにお金を遺さねば、
とも思わないでもありません。

去年も、アメリカのホテル女王がマルチーズに
13億円遺したなんてニュースがありました。
日本では、あすら(ペット)は財産を持つことができない(*1)ので、
あすら(ペット)に財産を遺すことはできませんが、
私が死んだら、誰かにあすらの世話を頼むことを条件に、
その人にお金を遺すことはできます。
これを「負担付死因贈与」と言います。

実は私のお仕事には、ペットと法律に絡むあれこれも含まれるんですよー。

んで、去年遺言書を書いてみました。
そこまで切羽詰って絶対にーーーーっと意気込んでいるわけではないので
公正証書(*2)までにはしてません。自筆証書遺言(*3)です。
内容は、おおまかに申し上げると

「私が死んだら、あやちゃんに○○円あげます。
だから、あすらの面倒を充分に見てね。
もしあすらが死んだらねんごろに弔ってね。
ついでに遺言執行者(*4)もあやちゃんにしたから。」

って感じ。
金額については、
あすらの年間のえさ代・お注射・フィラリアのお薬代などを
多めに見積もってざっと計算し、
あすらが3歳のときに作成したので、
あと7年生きるという計算で×7。
と、もし入院したりしたらお金がかかるので+50万(足りないかしら)
と、お礼に+50万(これまたケチかしら)
で、両親の遺留分(*5)を侵さない範囲に収まりました。

もちろん先にあやちゃんの了承は得ています。
私は家族と遠く離れているので、
あすらと暮らしたことがある上に、
集合住宅暮らしだけど親所有だからなんとかなりそうな、
あやちゃんが最も現実的なのです。
私はたまたま身近に託せるヒトがいますが、
信頼できるヒトを探し、相手も了承してくれるという部分は
難航も予想されます。

とにもかくにもあすら、
安心なさいな。
私がいつ死んでもだいじょぶなシステムになってるのよ。
13億はないけどね。

ペットと暮らす中年以上の1人暮らしの皆様、
遺言書書いてみちゃいません?

*1 法律上、ペットは「モノ」なので、財産を持つ権利がありません。
*2 公正証書遺言とは、公証人(こうしょうにん=公文書作成のプロ)が遺言者から遺言の趣旨の口述をもとに遺言書を作成し、その遺言書の原本を公証人が保管するという最も安全・確実な遺言書。費用と手間はかかりますが、前述のほか、遺言者の死亡後直ちに開封し、手続きをすることができるというメリットもあります。遺言を確実にしたいのであれば、強力おすすめ。
*3 全て本人が手書きで記入する遺言書。署名、押印、日付の記入など様式に決まりがあります。費用もかからず、お手軽に作れますが、紛失や改ざんされる可能性があることや、遺言者の死亡後 家庭裁判所の検認(遺言書の存在や内容について確認すること。)が必要となるなどのデメリットがあります。
*4 遺言に書いてある内容を実現するため、相続財産の管理や財産分割をするなどの遺言執行に必要な一切の行為をする権利をもつ人のこと。決めておくと遺言執行がスムーズでしょう。
*5 一定の相続人に保証されている最低限の相続できる権利のこと。子供、配偶者、親にあります。遺留分を侵害する遺言を書くこともできますが、相続人がそれ返せ!とわあわあ言う可能性大(遺留分減殺請求)

それほど詳細でもないけど、ご参考になれば
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